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「歯が痛む・しみる」ときにはお早めにご相談ください
虫歯は身近なお口のトラブルです。「歯が痛む」「冷たいものがしみる」などは虫歯が原因だと考えられます。また奥歯の違和感は親知らずが原因かもしれません。そのままにしておくとどんどん悪化しかねませんので、できるだけ早い治療をお勧めいたします。
虫歯について
お口の中にはたくさんの細菌が存在していて、そこには虫歯の原因になる虫歯菌も含まれます。お口の中に糖分が残っているとエサにして粘り気の強い多糖類をつくりだし歯に付着します。それがプラーク(歯垢)です。そこでも糖分をエサにして「酸」を出し、歯を溶かしていくのが虫歯のメカニズムです。
虫歯のチェックリスト
虫歯チェックリストに当てはまる項目はありませんか? 一つでも当てはまると「虫歯になりやすい」または「虫歯になっている」可能性があります。一度、「やなぎさわ歯科イオン板橋SCクリニック」にご相談ください。
お口の自覚症状
- 歯の表面に白く濁っている部分がある
- 歯の表面に茶色や黒い部分がある
- 歯に穴があいている
- 冷たいものを口にするとしみる
- 何もしなくても歯が痛む
- 今は痛くないが以前に歯が痛くなったが放っておいた
お口の状況
- 虫歯になったことがある
- 歯がきれいに並んでいない
- 歯と歯が重なっている部分がある
- デンタルフロスが切れやすい
- 歯がザラザラする
生活習慣
- 間食が多い
- 甘いもの・甘い飲みものを1日3回以上口にする
- 歯間ブラシやデンタルフロスを使うのは週3回以下だ
虫歯の進行段階 + 治療法
※表は左右にスクロールして確認することができます。
進行段階 | 症状 + 治療法 |
---|---|
CO:初期の虫歯 |
症状歯の表面の成分が溶け出して白く濁った状態です。痛みなどの自覚症状はまだありません。 おもな治療法歯の汚れを落とすことが基本です。ブラッシング指導やフッ素塗布をおこないます。 |
C1:エナメル質の虫歯 |
症状歯の表面のエナメル質がさらに溶けて茶色や黒色になります。 おもな治療法虫歯部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)で補います。 |
C2:象牙質の虫歯 |
症状エナメル質の内側の象牙質まで進行した状態です。冷たいものや甘いものがしみる、痛むなどの自覚症状があらわれます。 おもな治療法虫歯部分を除去して、詰めものを装着します。 |
C3:神経に達する虫歯 |
症状虫歯が歯の内側の神経にまで達して大きく穴があきます。何もしなくても激しく痛みます。 おもな治療法歯の神経を除去する「根管治療(こんかんちりょう)」をおこないます。そして支台を立てて、被せものを装着します。 |
C4:歯根に達する虫歯 |
症状虫歯が歯根にまで達した状態です。神経が死んでしまうといったん痛みがなくなりますが、歯根の先に膿がたまるとふたたび激しく痛みます。 おもな治療法ほとんどの場合、抜歯が選択されます。抜歯後は入れ歯やブリッジ、インプラント治療などの中から治療を選択し機能回復を図ります。 |
親知らずについて
親知らずは、ほかの永久歯が生えそろったあと、奥歯の奥に生えてくる第3大臼歯です。
智歯(ちし)ともいわれます。まっすぐに生えてくる歯もあれば、斜めや横向きに生えてきたり、まったく生えなかったりすることもあります。そして痛みや腫れに悩まされるのです。
親知らずは必ず抜歯するとはかぎりません。まっすぐ生えていてまわりの歯に影響を与えない場合には、そのままにしておきます。しかし親知らずが原因の痛みや腫れなどのさまざまなトラブルがある場合や、検査でまわりの歯への悪影響が見つかった場合には抜歯が選択されることがほとんどです。
親知らずが引き起こすトラブル
親知らずがまっすぐに生えないと、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。歯ぐきが腫れて痛みをともなうだけではありません。きれいに生えていないと、汚れがたまりやすいために虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、親知らずがその前の歯を押すような位置にあると、歯並びを悪くする可能性もあるのです。ほかにも、親知らずは顎の近くにあるので、顎が痛くなったり、顎を圧迫して頭痛の原因になったりすることもあります。
親知らずの抜歯後の注意点
親知らずにかぎらず、抜歯したときは次の点に注意してください。
抜歯当日は安静にする
抜歯をした日は長時間の入浴や飲酒、過激な運動は控えてください。血流が活発になるような行為はできるだけ避けましょう。
止血
抜歯後すぐにガーゼを噛むのは圧迫止血のためです。20分以上しっかり噛んでください。歯ぐきを切開した場合には、唾液に血がにじむ程度の出血は翌朝くらいまで続くことがありますが心配不要です。ただし、長時間の出血がある場合には、一度お電話でご相談ください。
抜いた部分を触らない
抜歯した部分が気になると思いますが、指や舌で触らないでください。抜歯した部分はそのままにしておきましょう。
できるだけうがいをしない
抜歯した部分にはブヨブヨとした血のかたまりができます。このかたまりをはがさないように、強いうがいは避けましょう。
食事はやわらかいものからはじめる
抜歯後3~4時間は食事を控えてください。そしてしばらくの間は、やわらかい食べものをおすすめします。おかゆやうどん、豆腐やプリンなどの流動食や半固形食品なら無理なく食べられるはずです。傷の治り具合によって、少しずつ硬いものを食べるようにしていってください。
ブラッシング
抜歯当日は、ブラッシングをしないでうがいだけにしましょう。ただし、強いうがいは避けましょう。翌日からは抜歯部分以外をブラッシングしてください。抜歯部分は、1週間はそのままにしておきましょう。