洗口液について
やなぎさわ歯科のブログへお越しくださり、
ありがとうございます。
こんにちは。
歯科衛生士の倉田です。
今日は洗口液についてお話します。
少し長いですが、お付き合いください。
私ども英優會では、2か月に一度
法人全体で衛生士勉強会を開催し、
研鑽を積んでおります。
前回の勉強会は私が発表者となり、
テーマを洗口液にしました。
今回はその勉強会の一部を皆さまに
お伝えしたいと思います。
ちなみにですが、
世界規模でこの洗口液を見たときに
使っている国が多いのですが、
残念ながら日本はその中でも
下位に位置していることをご存知でしょうか(悲)
まず【洗口液】ですが、
大きく分けて2種類あります。
ひとつは「液体歯磨」
もうひとつは「洗口液」です。
液体歯磨、これは練り歯磨きの液体版。
なので、歯ブラシの前にぶくぶくします。
表記は「液体歯磨」「液体はみがき」「デンタルリンス」
これらが練り歯磨きの液体版です。
そしてもう一つの「洗口液」ですが、
こちらは歯ブラシの後で使うものです。
表記は「洗口液」「マウスウォッシュ」と
なっているものが該当します。
さらに、配合成分により
「化粧品」「医薬部外品」に分かれます。
分類が化粧品のものは、
薬効成分は全く配合されていませんので、
単純にお口の中をすっきりさせたいものとなります。
一方で医薬部外品は厚生労働省が認めた
薬効成分が配合されています。
使うのならば、是非医薬部外品をお選びください。
また更にお伝えしますと、
この液体モノには
イオン系と非イオン系がありまして。
イオン系はしっかり歯ブラシをした後に効果があり、
非イオン系は歯ブラシする時間があまりとれなかったり、
食間の口内が気になる時にお使いになると
効果があります。
いずれの液体モノも、
ご自身がなにを重視して使いたいか、
そしてやはり味の相性が合うものが
結局長続きすると思います。
ちなみに私は、練り歯磨きの泡立つ感じが苦手です。
なので、液体歯みがき派です。
最近私どもで取り扱うようになった
モンダミンハビットプロという洗口液ですが、
こちら癖がなくて使いやすいです。
私自身、家族で使っています。
歯科専売品なので一般に流通しておりません。
使い方は、「洗口液」なので
丁寧に歯ブラシをした後でお使いください。
ご使用にあたっては、以下のことにご注意下さいね。
・複数の液体モノを混ぜて使うことは避けてください。
・練り歯磨きを使った後で洗口液をお使いになりたい場合は、一度水でしっかり口内をすすいでから洗口液を使ってください。
・液体歯磨から洗口液を使う場合も、30分以上空けて使うようにしてください。
・もし複数の洗口液を使いたい時は、1日の中で使うタイミングを変えるのがいいでしょう。
・また、薬効成分を口内に留めておくためにも、液体歯磨も洗口液も使用後は水でゆすがないで下さい。
*どうしても水でしたい時は、ごく少量の水で1回だけにしましょう。
液体モノを使うことで、
歯ブラシだけでは届きにくい部分に
液体が行き渡ります。
液体歯磨も洗口液も、
どちらも主役にはなれませんが、
使うことでお口の健康に寄与します。
是非液体モノのメリットを活かして下さいね。
ご不明な点は、ご遠慮なく倉田までお尋ね下さい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。