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医療ホワイトニングの種類や特徴。セルフホワイトニングと何が違う?

審美歯科にはいろいろな施術がありますが、なかでも希望する方が多く人気を集めているのが「ホワイトニング」です。ホワイトニングと言っても医療ホワイトニングやセルフホワイトニングに分類され、さらに医療ホワイトニングにも種類があります。


この記事では医療ホワイトニングについてセルフホワイトニングとの違いを踏まえて解説していきます。ホワイトニングに興味がある方は施術を受ける前にぜひ読んでみてくださいね。

 

■医療ホワイトニングとセルフホワイトニングは何が違う?

セルフホワイトニングは専用のサロンなどに足を運び、施設にある機器や材料をスタッフの指示に従って自分で施術を行います。スタッフは使い方や注意点などを教えてはくれますが、歯科衛生士や歯科医師などの有資格者ではないため、お口の中の健康状態をチェックすることはできません。

一方医療ホワイトニングは、施術前に必ずお口の中の健康状態の確認が行われます。虫歯や歯周病、知覚過敏などがある場合はそちらの治療を最優先して行い、健康状態をしっかり整えたうえで施術を行います。有資格者がしっかりサポートしてくれるので安心して治療を行うことができます。

 

*一番大きな違いは、使用する「薬剤」

セルフホワイトニングと医療ホワイトニングのもっとも大きな違いは、ホワイトニングで使用する薬剤です。医療ホワイトニングは歯科医師免許を持っている人だけが使用できる「過酸化水素」あるいは「過酸化尿素」入りの薬剤を使用することが可能です。薬剤の違いから効果の表れ方にも違いが出ます。セルフホワイトニングは着色汚れを落として元の歯の色に戻すのに対し、医療ホワイトニングの場合は漂白効果が高いので、元の白さ以上にトーンが明るい歯の色にすることができます。頑固な着色汚れにも効果が期待できます。

 

■医療ホワイトニングの種類は3つ

医療ホワイトニングの方がセルフケアホワイトニングよりも漂白効果が高いとお話ししましたが、医療ホワイトニングはさらに下記3つの種類に分けられます。

 

・オフィスホワイトニング

・ホームホワイトニング

・デュアルホワイトニング

 

それぞれの特徴やメリット、デメリットを見てみましょう。

 

・オフィスホワイトニング

歯科医院ではじめから終わりまで全ての施術を行う方法です。歯の表面に過酸化水素入りの薬剤を塗布し、ライトを照射して歯を白くしていきます。

 

費用相場:10,000円〜70,000円程度(1回あたり)

 

【メリット】

一回の施術でも効果を感じられるくらい即効性がある

歯科医院で行うのでトラブルに備えられる

安心のサポート体制

【デメリット】

即効性がある分持続性には劣り色戻りしやすい

通院する手間がある

薬剤がしみることがある

 

・ホームホワイトニング

歯科医院から処方される過酸化尿素入りの薬剤とマウスピースを用いて好きなタイミングと場所で治療を行います。毎日2時間ほどの装着を2週間くらい続けることで効果を感じられます。おうちで行うということもあり、オフィスホワイトニングよりも薬剤の濃度は薄められているので安心です。

 

費用相場:25,000円~50,000円程度(薬剤+マウスピース)

 

【メリット】

通院の回数が少なくて済む

忙しいときでも時間を作りやすい

即効性には劣るが効果が持続する

【デメリット】

持続性がある分即効性は劣りすぐには効果を感じられない

何かトラブルがあったときにその場で診てもらえない

 

・デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行うホワイトニングです。2つを併用していくため、それぞれ単体で行うよりも高い効果を発揮します。

 

費用相場:50,000円~80,000円程度

 

【メリット】

即効性と持続性のどちらも叶えられる

短期間で高い効果を感じられる

【デメリット】

並行して行うので薬剤がしみることがある

施術費用が高くなる

 

■ホワイトニングを行う前の注意点

ホワイトニングの施術を行う前に知っておきたいことを見ていきましょう。

 

①白くなるのは自分の歯のみ

医療ホワイトニングは非常に高い効果を得られる審美歯科診療ですが、すべての歯が白くなるわけではありません。詰め物や被せ物、セラミックやインプラント治療をした人工歯や銀歯は白くなりません。そのほか、神経を抜いた歯や薬物による変色が見られる歯には効果が出にくい傾向があります。

 

②施術制限を受けることがある

妊娠中や授乳中の方、重度の知覚過敏を持っている方は安全性を考慮したうえで施術をお断りすることがあります。また、無カタラーゼ血症の方は施術を受けられません。

 

③保険適用外の自費診療

審美歯科は原則すべて保険適用外になるため、施術費用は全額自己負担となります。保険診療と比べると自費診療は費用が高額になるので金銭面の計画もしっかり行いましょう。

 

■ホワイトニングの効果を長持ちさせるためにできること

ホワイトニングの施術を受けた後、効果を長持ちさせるためには下記のポイントを意識して生活してみましょう。

 

・ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用する

ホワイトニング効果を謳う歯磨き粉は市販でもたくさんありますが、はじめから歯磨き粉だけでホワイトニング効果を期待することはできません。しかし、医療ホワイトニングの施術を受けた後のサポート役としては非常に高い効果を発揮します。歯磨きは毎日行うことなので、毎日ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用していれば効果も長持ちさせられます。

 

・着色汚れが付きやすい飲食物は極力避ける

施術後の食事制限がないホワイトニングもありますが、それでも着色汚れが付きやすい飲食物は極力控えるのが望ましいです。コーヒーやお茶、カレーやワインなどは歯に着色汚れが付着しやすいので注意しましょう。こういった飲食物を摂取したときは、お口の中を水でゆすぐことも大切です。毎回歯磨きができればそれが一番ですが、外出先では難しいこともあると思います。うがいだけでも着色を軽減できるので実践しましょう。

 

・定期的に通院して施術を受ける

効果を長持ちさせるための一番の近道は、歯科医院で定期的に施術を受けることです。ホワイトニングの効果は医療ホワイトニングでも永久的なものではないため、定期的に通院しておすすめの頻度で受けるのが望ましい持続方法です。何の種類を選ぶのかによっても通院頻度は変わってくるので、詳細は歯科医師や歯科衛生士の指示に従いましょう。

 

■当院のホワイトニング

当院のホワイトニングの薬剤には、分割ポリリン酸ナトリウムを使用しています。痛みが少なく負担をかけずに自然な白さを実現することができます。また、施術後に色戻りしにくくなったり、歯質を強化するなどの効果も期待できます。当院のホワイトニングに関する内容や料金の詳細は下記のリンクから確認してみてください。

 

詳細はこちら▼

https://eiyukai.or.jp/whitening/

 

■まとめ

医療ホワイトニングとセルフホワイトニングの違いや、それぞれの特徴は理解していただけたでしょうか?「ホワイトニングをはじめてみたいけど何が向いているのかわからない」という方は歯科医院で相談してみるのがおすすめです。効果の表れ方や費用面などを総合的に判断して自分に合うものを見つけてください。みなさまのご来院を心よりお待ちしております。

 

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